2017年10月2日月曜日

J庭にあそびにいってきました

今日はJ庭に初めてあそびにいってきました。
一般参加でイベントにいくとサークル参加してるよりも疲れる気がします。でもなんか頭がグチャグチャでリュックにたくさん荷物が入っててチョー重かったのが原因かも?

池袋サンシャインの展示ホールで、出てるサークルすべてがボーイズラブなのかと思うとスゲェ……という気持ちでいっぱいでした。漫画や小説を買ってたのしかったです。空気が濃密だった!

年明けて、3月のJ庭にはサークル参加する予定です。
今までBLというものを真っ向から書いたことはないのですが、気合いをいれて成人向け小説書こうといまからイメージトレーニングしています。
八束さんと合同誌の予定で、テーマは「敗戦国×近親相姦」。
キツいBL書けるようがんばります~。

その前に、10月28日はテキレボ、11月23日は文フリ!
こないだ『ラプラスの新悲劇』の増刷をかけました。
というのも11月の文フリでラプラスの関連作として新刊を発行しようーっと思てるからです。
まだ仮題ですが、『ロリポップ2017』発行予定!よろしくお願いします。
(でもテキレボには間に合わないので……)

テキレボに関してはへんさちの低い無配コピー本をもっていく予定です。
乙女ゲームのレビューにしよ~っと考えています。おたのしみに!

ヘロヘロのひつじ

2017年8月25日金曜日

COMITIA121 出ていました

こんばんは。
昨日から一泊二日で大阪に行ってきて、帰ってきたところです。
東京より埼玉より暑かった……けっこうしんどかった……。大阪、あまり足を踏み入れたことがなくて、ぼんやり「こわいとこだ……」と思っていたのですが、普通に街でした。

先日……といってもちょっと前ですが、8月20日はCOMITIA121に参加していました。「おざぶとん」で八束さんと捺さんと一緒にアロハシャツを着て『愛され姫はワルツを踊れない』という本を頒布したのです。Twitterでブースの写真を見た方もいるかな……。
お越し下さったかた、ありがとうございました。

ヲンブルペコネより跳世ひつじが変名<六華キララ>として「氷の王子はワルツを踊れない」という作品を寄せています。9月4日からはAmazonでの通販もはじまるとのこと、お楽しみに!

……序文がほんとうに名文なので100ぺん読んで欲しいです。
ぷらいべったーか何かで自分以外のかたの作品についても感想を書こうかなと思っています。ぜひ手に取ってみてください~。

COMITIAはお買い物たのしかった。
うどん工場さんというサークルの「アウト・オブ・ドローイング」が素晴らしくて毎日ぱらぱらして幸せです。あとは骨と肉のにくまん子さん……頭がぐちゃぐちゃになる……。その他もいろいろ! サイコーの同人誌が買えたぞ。あとアフターでいった焼き肉屋がハイパーうまくてびっくりした! 楽しかったな。


☆★☆★☆
今後の予定
★☆★☆★

10月28日 テキレボ
11月23日 文フリ東京
(未定)冬のコミティア
(予定)春のJ庭


というかんじです。
秋の、多分文フリでは落山の新刊が出るのでよろしくお願いします。
テキレボあわせは……増刷分だけかなぁ。ちょっとわからないです。

冬のコミティアについては、いま跳世がカクヨムで連載している「梔子青の足」という小説を製本したいのです。こちら、最近とっても素敵なレビューを続けざまに2件も頂戴してしまい、感激していました。
中華を昆布だしで希釈したような中華風ファンタジーですが、気が向きましたらぜひどうぞ。エロ小説らしいです。ちなみにもう少しで完結します。

「梔子青の足」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054882889518

色々足りなくて悔しい部分が多いので、製本する際には色々直して細かな描写を増やしていく所存です。とくに衣装についての日本語で読める資料が少なくて地味に困っています。
やっぱりどなたかに装画をお願いしようと思っているのですが、それも楽しみでなりません。はやく書き上げないと……!と思うのもそのためなのです。

そして春のJ庭……
J庭行ったことないので、つぎのやつには遊びに行きます。いろいろ構想中なのですが本が出る予定なのでガチめに楽しみにしていただければな~と思います。ボーイズについて書くぞ。ディスコミュニケーションじゃないやつにします。


こんなかんじです。
たぶん秋なんてすぐだし、とりあえずはテキレボか文フリでの落山新刊をお楽しみに~◎
(って言って出なかったりしてね)

ヲンブルペコネ

2017年5月8日月曜日

第二十四回文学フリマ東京活動報告

こんばんは!
ゴールデンウィークが終わりましたね。昨日5月7日は文学フリマ東京でした。
ヲンブルペコネも参加してまいりましたので、今回はその参加報告です。


◎遅刻した
前日夜まで静岡にいたので、まぁ絶対起きられないだろうな……とは思っていたのですが案の定寝坊・遅刻をかましました。それでも流通センターに着いたのは10時半くらいだったので、まぁこれは遅刻でも軽度でしょう。と思ったらサークル参加の列がかなり長くてびっくりしました。一般参加すげーじゃんって見てたらサークル参加の列だった。


◎設営


既刊の在庫がかなり少なかったので今回はだんだん段ボールを使うまでもなく平置き。雑なポップが案外いちばん見やすいし労力いらないのでその場で書いてました。わーい。今回は『鰐と運命的滅亡のメルルカ・アンポルカ』が文フリガイドへの推薦をいただいたので、ポップもらえました。
だんだん段ボールの何がいいって目隠しになることだったのでわたしが今回地味に落ち着かなかったような気はします。ブースに来てもらった人を極力見ないようにするのがポリシー(?)なのですが、あさっての方向を見ていてなんだこいつと思っていたらなんかすみません。

あといつも言ってるやつ今回も本当にど忘れしてたんですよ、ほんとマヌケだなと思うんですが「スペース番号の掲示」……してなくてすみません、わかりにくいですよね。特徴ある設営をしているわけじゃないので毎回いい加減にしろよと自分で思っているんですが意識から落ちがちです。つぎはきをつけます。
あと、メルルカ・アンポルカの紹介文とか、自分で書いて掲示しておけばよかったです。


◎頒布成果
落山の既刊ないです!とか言っていたのですが箱から『&Blue』と『ドライ・メライ・ドーリーズ』が1冊ずつ出てきたのでおいていました。その他『七本脚の蜘蛛』もラス1だったのを手に取っていただけまして、最初のブース写真から早々に3種類消えて左側のスペースががらん……としていたかと思います。さらに午後には『赤錆びと渇きの。』も完売しました。「Twitterで見かけて……」という方が多かったので、拡散してくださったり感想くださったり、本当にありがとうございました。
また、表紙を見て「これ絶対好きなやつだ……」と言って買ってくださった方が印象深かったです! そしてメチャクチャ嬉しかったです。本当に美しい表紙です、赤錆びがなくなるとブースがちょっとさみしかった!(なにしろ白百合とメルルカを隣に置いてしまったので白かったのです!)

一応文フリ初頒布なのが『病める白百合』だったので、いちばん手に取っていただいたのも白百合でした。前日のコミティアでもおざぶとんさんに委託頒布していただいたのですが、そちらで手に取ってくださったかたもありがとうございました。
自分で頒布するとき白百合の説明ができなくて「BL小説です」って言ったけどあれは嘘でした。ぜんぜんBLじゃないです、すみません……。

文フリはリピートしてきてくださる方が多くて、いつも支えられているなと思います。感想を直接いただけるとイベント出て良かったなぁと実感します。今年は趣味以外のことに忙殺されていて小説をじっくり書いている余裕がないので、WEBで書いていたりするのですが、落山でちゃんと小説を書きたいなとはずっと思っています。気長にお待ちください……。


◎お買い物
今回はほとんど狙い撃ちです。
4月もテキレボあったし、積読がすごくて。と思っているのに、いつもいくサークルさんしかいっていないはずなのに、なぜかまた結構買ってしまった気がします。
直接感想をもらうのが嬉しいとさっき書きましたが、自分が言えるのもやっぱりイベントならではですよね。Twitterとかだと文章ちゃんと書かなきゃ(いつも叫んでしまうが)、と思って腰が重いので直接言えるのと心が楽です。ニコニコしてたら嬉しいし!
あっでも衝動買いした本ももちろんありました。読むのが楽しみです。ギャーッてなれば感想を書くと思います!
白い服を着ていたのでカレーは食べませんでした。毎回こぼすので……。その代り(?)クルミドコーヒーさん、水出しコーヒー飲みましたー。


◎イベント所感
ややまったり目だったような気がします。まぁ、GW最終日だしね。
わたしは寝不足のせいかなんだかゴキゲンでしたが帰った途端ぐわっと疲れが着てリビングで撃沈しました。足は揉んだ。8時間寝ても回復しない。
隣のブースがキャンセルで空いていたせいか、のびのびできたのが嬉しかったです。
今回は何だか早く撤退するひとがかなり多かった印象です。終わりの方なんかがらーんとしていましたね。まぁ最後まで座っていようと思ったら片付けモタモタしてしまって、ポツンと残されて慌てました。机を運んでくれた後輩さん、ほんとうにありがとうございました。
ブースで話しかけてくださる方も多かったのですがおもしろいことは言えなかった。いつも言えない。あと奔放にお出かけしてしまっていたので入れ違いになっていたらごめんなさい。
最近Twitterはイベント時くらいしかアクティブにしていなくて、宣伝もあまりしていなかったのですが、ちゃんとやろうと思いました。やっぱりTwitterを見て……という方が多いので、大事だなと思い直した次第です。


次回参加のイベントは未定です。とりあえず秋の文フリは申し込んでおこうかな……とは思っています。しかし新刊ないイベントいくのなんか切ないので、それ次第ですよね。跳世ひつじじゃなくて落山の新刊出せるように頑張ります。
またTwitter中心にお知らせするとは思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。
そういえば先日少女小説合同誌『愛され姫はワルツを踊れない』の発表がありました。八束さん、捺さん、装画の白飯さんという力こそパワーな方々とご一緒させていただきます。気にかけていただけるとうれしいです!


◎番外1:通販に関して
手持ち分が完売した『赤錆びと渇きの。』ですが、アリスブックスさんでの通販は継続中です。在庫はあまりないのですが、よろしければご利用ください。すでに手持ちがない『眩暈の紫』、またイベント用在庫僅少の『病める白百合』も同じくアリスブックスさんで購入して頂けますので、ホーン3作あわせて……とかどうでしょう。
なお販売ページはこちらです。
『赤錆びと渇きの。』http://alice-books.com/item/show/6028-1


◎番外2:打ち上げ
打ち上げでは比恋乃さんにお声がけいただき、ヘキや創作に関わる方々と中華!してきました。閉会後の待ち合わせへ、ドーナツ食べながら行ったら笑われました。
とても楽しい時間を過ごせました。オタクなのでオタクできてうれしかった。
皆様、ありがとうございました。


◎番外3:WEB連載
現在不定期更新ではありますが、跳世ひつじ「梔子青の足」という小説をカクヨムにて連載しています。
◆あらすじ◆
山の中腹に抱かれた方楼には、強大な母に支配された家だった。溺愛された娘・青浪が婿を迎える時、家には変化が訪れる。三年前、戦役から帰還し醜い容貌へと変わり果てた兄・春峰。青浪の婿として迎え入れられた美しい青年・深玉。
 ふたりのおとことひとりのむすめ、そして母という存在を交え、愛憎はやがて破滅へと至る。霞立つ山で梔子がかおれば、青竹とおとこの背がしなり、鳴き声は淵へと転げ落ちてゆく。――落花想顺水而流,流水想伴花而行。


という感じです。
ご興味がありましたら飛んでみてください。


それでは、またいずれかのイベントでお会いできましたら幸いです。

ヲンブルペコネ

2017年4月3日月曜日

Text-Revolutions5参加報告

こんにちは。
先日はテキレボ5に参加してきました!
1枚も写真撮ってなかった。まだ荷解きもしてないので戦利品も同じく……。
(段ボール開けるタイミング逃したし、もはやこのまま文フリに送りたい。あばー)

ちゃんと早起きしたはずなのにサークル入場時間に間に合わず、なんだかがちゃがちゃと設営していました。どうして間に合わなかったんだろうな。
ぼんやりまったり過ごそうと思っていましたが結局買い物に立ちまくった。あんまりかうつもりなかったのにいっぱい買ってた。積読がすごいです。この過ち(?)は文フリでは繰り返さないぞ。



◎今回から代行がスタッフによるピックアップ形式じゃなくなりましたね。
ひとりサークルではありますが、わりとひょいひょい席を立つ身としては特に問題ありませんでした。しかし封筒の中に入っていたシールに気がつかず、一度戻った。うう。
代行は『病める白百合』を数冊注文いただいたようで、無事にお届けすることができたと思います。しかし代行の品を持っていくのが13時までだとなかなか判断に困ることもあるだろうなァとは思います。わたしは在庫どばっと持ってくタイプですが、そうじゃないかたは13時までに全部持っていったら机上が空くかも……とかなったりするのかな?
どちらにせよ事前に通知はあるので、搬入数に迷うことはないのかも?
とにかく、ご注文ありがとうございました!

◎委託が入り口にあってびっくりしました。なるほど。
午後にふらふらしてたらちらほらと売り切れが出てて、ほっこりしました。委託で売り切れっていいよね。
しかし本部が狭くて大変そうだったような……?
お買い物チケットの換金とか、委託のお会計とか、やっぱり並びますよね。

◎後片付けはいつもながら若干モヤる。
仕方ないとは思うのですが、閉会から後片付け・懇親会の流れに普通に一時間半くらいかかるので手持ち無沙汰……と思っていると手が空いている人は手伝って→(机やいすを乗せる台車がこないので)はいストップ―→手伝ってー→はいストップ―ってなってると地味に帰りたくなります。
とはいえ前回同様公式打ち上げに参加しているので、手伝ったり待ったりましたー。
あと飲み物はいっぱいあるのに紙コップがなくてちょっとあわれだった……。

◎懇親会、じゃんけん大会おもしろかったです。負けたけど。

◎企画、今回はどれも参加しませんでしたけど、翻訳こんにゃく?楽しそうだったな。
あと相変わらずポスカラリーはすごいですね! おじコレは申込がメールだからあとでやろうあとでやろうと思ううちに締め切りを迎えた。(でも参加しようと思っていた『&Blue』は完売しました。ありがとうございます!)
センスがないので300字SSに地味に怖気づいてしまうんですよね。一枚のポストカードとして魅力的なものを作るの、ちょうむずかしそう。自分が欲しいものが作れそうにないので見送りがちです。

◎みなさん、お菓子をくださってありがとうございました……!
へらへらしてたけどすごい嬉しかったです。やっぱりイベントでは、挨拶できてよかったー、感想伝えられてよかったーって思います。ネットでも感想書くし、現実では超面白かったでーすへへへーくらいしか言えないんですけど、それでも言いたいというか、言いたかった! わーい。そして方々の新刊をげっとしたぞ。

◎頒布成果
最近Twitterの運営をクソさぼってるもありそうですが、全体的にはまずまずといったところでしょうか。とはいえ今回は落山の既刊『ラプラスの新悲劇』と『&Blue』が完売したので、嬉しかったです。期間が薄ーく残ってるんですよね……。今回完売した二つのタイトルについては増刷予定です。『&Blue』のほうとか、修正しないと増刷できないと泣いていたんですが自分用の読み返したら超絶エモくてこれはこれかなと思いました。見苦しい文章は全部捨て去りたいですが……そして『季刊ヘキ』に寄稿した「青い胸のキリン」という作品もどうにかできたらいいのですが。合わせて完全版とかそんなのはこっぱずかしいので、WEB公開か、薄いけど製本して無料で配るか、考え中です。間宮のひとたちかわいいのでなんかずるずる書きたくないんですけど……。
今回は新刊『病める白百合』と既刊『赤錆びと渇きの。』をセットで購入してくださるかた多くて嬉しかったです! 『病める白百合』には「美少年が! 美青年が!」て朝書いたポップを貼ってあったんですけど、おほめいただいてキュンとしました。
どの本も楽しんでいただければ幸いです。

また、当ブログ記事さかのぼっていただければ『病める白百合』『赤錆びと渇きの。』および『眩暈の紫』はアリスブックス様から通販もしているので、やっぱり欲しいなってかたはご検討ください。


◎今後のイベント参加予定
5月7日文学フリマ東京!
です。今回推薦をいただき、『鰐と運命的滅亡のメルルカ・アンポルカ』が文フリガイドに掲載されるようです。正直なところ文フリガイドにあまり関心が無かったので、超絶びっくりしました。推薦ありがとうございます。
じつはメルルカ・アンポルカもあと数冊しかないので、増刷しようと思います。できれば……。

その後のイベント参加予定は未定です。秋まで生きていたら秋もなにかするかもしれません。とりあえず6月頃までは地獄の釜に沈む予定です。がんばるぞ^^
……でも心死ぬまえに跳世でなんか書きたいので、カクヨムに投げる予定です。


ヲンブルペコネ



◎番外編:打ち上げ
前回同様、今回も公式打ち上げに参加しました。相変らずのわちゃわちゃで愉快でした。お酒を舐めました。二次会では八束さんや梶つかささん、水煮先生とご一緒させてもらいみなさんの闘志にゲラゲラしつつ楽しい時間を過ごせました。謝謝です。

2017年3月1日水曜日

『病める白百合』各種通販案内

こんばんは!!!!

先月(!)12日はCOMITIA119に参加していました。
その際のレポートなど書いていないのですが、楽しかったですー。

今回のブログ内容は、
▼『病める白百合』『Odd..』各種通販案内
▼テキレボ参加告知
▼???おまけ???
の3本立てとなります。

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①各種通販案内

『病める白百合』跳世ひつじ 装画:おいしいごはん

http://alice-books.com/item/show/6028-3

・アリスブックス様 750円
■イベント頒布価格よりも若干高い
□通販のやりとりがスムーズ、個人情報が私に渡らない
『赤錆びと渇きの。』と『眩暈の紫』(手持ち分完売)と合わせて買える!

楽ちんだと思います。
あと、『眩暈の紫』は増刷予定なしなので、委託分のみで終わりとなります。もし欲しい方がいらっしゃいましたら、委託分も数がないので、この機会に併せてお買い上げいただくことをおすすめします。

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・自家通販(booth) 600円

https://fallingoat.booth.pm/

■ちょっとまだヤマトのサービスを把握してないので、スマートレターで送ります
□イベント頒布価格+送料+手数料
イラスト×小説合同誌『Odd...』と合わせて買える!
(あとわたしにブ―――ストできます)

一応でやっています。(というのも、アリスブックスさんでの委託通販開始がかなり遅れたため)とりあえず開いておりますが、在庫と顔を見合わせつつ、そのうち閉めるかもしれません。
合同誌『Odd...』が買えるのはこちらかイベントのみになりますので、ぜひご利用ください! イラスト担当のあかりちゃんが熟考しまくっていた絵と、わたしの小説が3本入った素敵な薄い本です。

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・4月1日テキストレボリューションズ5の代行サービス

http://text-revolutions.com/event/daikouservice

詳しくは上のテキレボのページやTwitterをご覧ください。
テキレボに参加するサークルさんのご本の買い物代行をしてくださるサービスです。
本の代金+700円の手数料+送料
だったはずです。

当日は行けない! だけど!
大量に買い物したい! 無料配布を浚いたい! 何がしか参加したい!

そんなあなたにおすすめです。ついでにヲンブルペコネの本をリストに加えていただくと、当日に「代行でーす」と言ってスタッフの方が買いに来てくれるので、わたしが嬉しいです。

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②テキレボ参加告知

4月1日 浅草は台東館にてText-Revolutions5に参加します。
ブースは【B-19】です! 覚えてね◎

新刊(扱い)は『病める白百合』です!
たっぷり在庫確保してありますので、裸の美少年がみなさまの手に渡ることを切に願っています。
ちょっと完全なる新刊が出せる自信がないのですが、久しぶりに無料配布でも作ろうと思っています。っていうか、いま3月1日とか? 2日? だけど……大丈夫?

みなさんのご本を積んでしまっているので、少しでも読んでいきたいなーって思ってます。
今回は何の企画にも今のところ参加していないうえ、忙しくてなんだか大変そうなんですが、当日はよろしくお願いいたします。……みなさんの面白い本をくれー。

テキレボ参加できないかたも、代行サービスをばりばり使ってみてくださいね!(上のリンク先参照)こんなに便利なアレはそうそうないですし、まとめてお買い物をするチャンスですからね。(当日の売り切れなどは仕方ありませんので、そこは諦めましょう)。




主だった話題は以上です!
『病める白百合』はおいしいごはんさんのハイパーエロい表紙とともに全国に飛び立ってほしい、そんな気持ちでいっぱいですが、カクヨムでも読めます。ただ、製本版は序章を追加したのと、微細な修正をいくつかいれておりますので、おすすめはやっぱり製本版かなと思います。ホーン3作、ぜひまとめて読んでもらえたら嬉しいな。

※おまけ♡ホーン3作簡易案内※
(それぞれの作品には共通する人物もあるものの、物語としては独立しています)

①『赤錆びと渇きの。』→人形の少女×金髪の美青年のロマンチックバイオレンス
②『眩暈の紫』→双子の姉妹&魔術師の師弟、三角関係がこじれて歪んだラブストーリー(広義)
③『病める白百合』→美少年×美青年、「待て」ができる美少年(`・ω・´)小説

あなたはどれが好きですか? (わたしはわりと全部好きです)。
『赤錆びと渇きの。』はあるびのさんの表紙がサイコーにキャラクタと空気感を表現してくださっているので、迷ったらまずはこれ、これしかない。いちばん読みやすいです。
ですが、双子や愛のはなしが好きな方は『眩暈の紫』、美少年が好きなら『病める白百合』です。これしかない。


では、これまでで。
ヲンブルペコネ一同

2017年2月6日月曜日

【COMITIA119】新刊宣伝!『病める白百合』で獣になろう!【美少年】

来るCOMITIA119!
第一弾『病める白百合』です。なお最初の情報はスペース番号【み02b】です!

 おばんです。跳ぶほうのひつじです。
 此度はCOMITIAに初参戦ということで、張り切って本を作りました。そう、『病める白百合』です。昨年のテキレボ等で頒布した『赤錆びと渇きの。』および『眩暈の紫』とホーンという世界観を共有しております。そして3作もやったんだからホーンはこれでおしまいです。

☆まず、『病める白百合』はカクヨムにて公開しております。

https://kakuyomu.jp/works/1177354054881901416#reviews






 こちらに多少の修正と序章を追加し、おいしいごはんさんの装画がついたものが製本版『病める白百合』となっております。ので、内容を知っておきたいというかたはぜひカクヨム版をご一読ください。なんというか、こう、せまーいかんじのお話でもあるので……。

ばーん!表紙!


※この白い線は修正ではなく、背幅です。



☆本文抜粋

 扉に背を向けて真直ぐに前を見ると、なにかとらえがたいものが宙に浮いていた。否、浮いているのかはわからない。それは黒い、闇よりもなお濃い、純黒とあらわすべき、あらゆる景色から遊離した黒の、亀裂だった。あれには近づいてはならないと直感し、視線を横に向ける。左手はすぐ書架の壁、右手奥には巨大な寝台があった。寝乱れた敷布を目にしたとき、なにか禍々しい欲望が頭をもたげるのを感じた。
 扉の、対角線上。
 そこにそれはいた。
 机に向かって、一心不乱に何かを記していた。
 足元の狼が、真白い毛皮をした巨きな狼が、磁翠を見つめている――。
 闇はしたたるようだった。磁翠がもたらした揺らぎによって掻き乱された、その濃密な闇のもとで、痩せた少年の真白い髪は、あわい光を放っていた。ゆっくりと、引きのばされた時間が飴のように糸引くなかで、少年は振り向き、磁翠を見た。銀色の眸が、頭蓋の裏まで見通せそうに透きとおった眸が、洞を湛えて磁翠を見た。
 ――汚らわしい。
 と。直感した。
 精妙な造作のかんばせは、この世のものとは思えないほどうつくしいというのに、汚らわしいと。少年の、痩せ細った躰の隅々までが、汚れている。白い髪、白い膚、汚れを厭うて与えられたかのような色彩。青白い膚はのっぺりとしていて、薄い皮膚のしたの血管には青い血が流れているのではないかと思えるほどだった。睫も眉も白く、顔貌は、曖昧だ……。どんな、造作も関係がなかった。目で見るものより確かな感覚が、ぞわりと膚を粟立たせた。背をはしる怖気を生々しく感じた。恐怖と感嘆のうつろな余韻のうちで、磁翠は奇妙な思いに囚われた。

(この少年は、ものだ)
 p.15より


私は貴方に焦がれるあまり、きっとどこかをおかしくしたに相違ありません。ねえ、どこにいらっしゃるのです。私が古びてまったく朽ちてしまうまえに、貴方は私を抱きしめなければなりません。捨て去るくらいならば喰らってください。貴方の傷に封じられた、無数の血肉のひと欠片と成り果てようと、捨てられることに較べれば、いったいどれほどの幸福か、計ることはきっとかないません。けれどそんな不幸を、貴方はきっと私にお与えにはならないでしょう。貴方は私を愛しているのですから、そんな仕打ちはできないでしょう。たといいますぐに来られずとも、貴方は私を捨てない。けして。私はそう、信じております。
 いつほど、私を迎えに来てくださいますか。

 あわれな私の犬の役目に、終止符を打ってくださいますか。
p.18


(腹が減った……)
 夜会へ煙草の煙を空しく吸い込み、首を傾げる。ずいぶん髪が伸びてきていた。鬱陶しい黒髪を耳にかけて、磁翠は唇に触れた。腹が減った、と感じる。が、確かにサキが訝しんだように、近ごろの自分は食べても食べても足りない。思い当る節がなかった。特にいつもと異なる行動をしているわけでもない。魔術師の蔵書を漁り、女と遊んでイザとサキと食事をし、アネモネの喫茶店で煙草を喫って、アパートで眠るだけ――。
 噴水のなかへと煙草を捨てた。二本目に火を点けたところで、茂みから男が去っていった。磁翠は腰を上げ、いましがた男が出てきた茂みへと踏み込む。肌も露わな娘が、ぐったりと力を脱いて横たわっている。コルセットからは乳房が溢れかけ、ドレスの骨は外されている、滑稽なのに扇情的なすがた。彼女は磁翠を見上げると、驚くほど屈託なく微笑み、両腕を伸ばす。
「…………」
(腹が減った)
 丸い胸に手を伸ばして掴んだ。娘の唇からあえかな息が漏れる。絶頂の余韻に浸っていたのであろう娘は、頬を火照らせて悩ましく躰をくねらせた。前の男で汚れた躰であろうとも、彼には関わりがなかった。磁翠は上着も脱がず、煙草も捨てないまま、身を沈める。
pp.37-38


 という感じです!少しは雰囲気が伝わったでしょうか。
 
【詳細】本文72頁、B6判2段組、600円、装画:おいしいごはん

 もう一度書きますが、COMITIA119、【み02b】で頒布いたします~。おそらく『赤錆びと渇きの。』も手元にある数冊だけになってしまうのですが、持って行きますので、よろしくお願いいたします。







▼以下、わたしの『病める白百合』への思い入れについてのグダグダです

 『病める白百合』になぜ思い入れがあるかというと、という恥ずかしい話をしようと思います。それはさかのぼることX年……JKになったわたしはケータイ電話を手にして真っ先に何をしたかというと、ケータイ小説サイトへの登録!でした。とにかくケータイ小説に憧れていて(中学生のときに大流行しましたが、わたしはケータイ電話を持っていなかったので、鬱屈していた)、書きたくて読みたくてたまらなかったんです。そして某魔法の島に居を落ち着けるころには、いまの十倍くらいの規模のお話をけっこう書いていました。その中にホーンを舞台にしたお話がありまして、『病める白百合』の美少年・ジュリアンはその小説の登場人物なのです!
 JKの頃からこんな性癖かというとそんなこともなく、まじめに少女小説を書いていました。ぜーんぶファンタジーで、跳世ひつじはいわばJKです。JK的に書きたかったことをいまスケベを交えてもりもり書いています。ここまでいうと特定できてしまうんですが(なにせ削除していないので)、見つけても静かに手を合わせてあげてください。削除できないんですよ、なんだかもったいなくて。
 そんなこんなで、『病める白百合』は赤錆びと眩暈よりあとに書いたものの、大元のお話の玄孫ぐらいなものですから、未練と思い入れがたっぷりです。唐突に出てくる固有名詞はだいたいぜんぶその大元の作品の人物です。ものすごく個人的な作品ですね。同時に赤錆びと眩暈に共通して登場したアネモネも『病める白百合』でけっこういいポジションにおりますし、新旧交えて過去のわたしと手を繋いだような気分です。




▼まあそんなたわごとはいいにして、とにかく表紙、最高じゃないですか?
 最高ですよね……。
 わたしは美少年よりも美青年が好きなのですが、このジュリアンをいただいたときは感激で。おいしいごはんさんの描かれる絵の色彩と、顔面が非常に好きなので、今回お願いして本当に良かったなぁと思います。まだ現物を見ていないのでアレですが、綺麗な本に仕上がっていたらいいなあ。

 わたしのなかの美少年観が全面に出たお話だと思います。不在の何かを待っていて、唯一の愛と自己存在をがっちりつなぎ合わせていて、寂しくてたまらなくて、同時に死んでいる。すべてに無自覚でかわいそう。誘惑者であると同時に、おいしくなさそう。穢いけどきれい。下品。
 美青年に関しては『赤錆びと渇きの。』のマリアがマイ・フェイバリットですが、美少年と言えばジュリアン、ジュリアンといえば美少年なのです。時が止まっていて、ほとんど死体であるところの美少年!との獣淫!磁翠が磁翠になったのはなんとなくアジアっぽい美青年を想像したらかわいいなと思ったからです。骨が細そうなおとこ同士、それでも確実に違うもの同士が乳繰り合っていたらいいなと。文章に関しては可読性のきわめて低いかんじなので、筆がすべりすぎてどうにもならないからすべるにまかせたことは否定できません。欲望ですね。
 
 『赤錆びと渇きの。』と『眩暈の紫』は日常もの、『病める白百合』はジュリアンと磁翠というふたりを主人公格に配しながらも、まったく交わらないので、なんと呼べばいいかよくわかりません。このふたり、関係を築いていないので……なにせ美少年なので……。
 ですが、読んでいただけたら嬉しいなーと思います。表紙のうつくしい絵につられて手に取ってうわくっせぇと思っていただいてもいいですし、美少年は骨と皮と腐った内臓!と賛同していただけたら嬉しいなあ。美少年の内臓なんてねぇ、腐ってなけりゃあるいは冷凍食品みたいなもんですよ。
 えんえんと美少年と美青年と美少女について語りたいくらいの気持ちです。

  COMITIA119ではぜひ遊びに来てくださいねー!
 あわせて、合同誌『Odd...』もお手に取っていただけたら嬉しいです。

跳世ひつじ

2016年12月25日日曜日

うっかり掘り起こした骨がうっかり左胸にぶっ刺さった(オカワダアキナさん『晩年のままごと』を読んで)がしかし、生きている

振り返れば損なわれてしまうかもしれないというおそれによって書くことのできない脆弱と晩年にようやく踊る身体になれるひと。夢枯れてみんな死ぬ。しかもしあわせに。


そんなの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


オカワダアキナさんの『晩年のままごと』を読みました。
あまぶんサンタになれませんでした。

あまりにもつらかったので、先日お会いした時におかさんにつらかったんです、って何度も言いました。(あれは思い出せば絡んでいた、すみませんでした)。『晩年のままごと』。なにかおそろしい引力を感じて買った。合同誌でご一緒したり打ち上げなどで同席したりしていたのにおかさんのご本をちゃんと読むのははじめてという不義理!(かといってこれを読んだことにかんしては義理ではない、本命……)。

つらいとかいっぱい書いたけど、『晩年のままごと』およびオカワダアキナさんになにがしかの悪感情を抱いているとかではありません。ただ自分がおセンチな読み方をしてしまい、つらいと言ってしまった。どうかご寛恕ください。

人間関係の不良なんですよね。
仲良くなれるんです、そしてどうでもいいんです、でも愛する機能を働かせることができるんです。だから愛しすぎてしまって時折つらい。もう断絶してしまった、かつて愛したいろいろな(とてもわずかな)ひとたちを思い出す時、昔のままの自分と彼と彼女がいる。いまの自分はきっと幻滅されるだろうと思う。彼や彼女がいたときの自分というものは、明晰で、鋭敏で、繊細で、ユーモアがあって、輝きを引き出されていた、引き出しあっていた(と美化するところまでがお約束です)。
実際輝かしくて尊い、過去です。
わたしは頭がいいひとが好きで、天才的なひとによくよく惹かれました。そのときの自分は追いつこうと足掻く努力家でした。彼女に取り入り、けっこう露骨に近寄って、それから仲良くなりました。とても。努力するひとにもよくよく惹かれました。そのときの自分はは生まれついての天才でした。(そのような存在だと錯覚していました)。仲良かったです。すごくとても。周りの人にあらぬことを疑われるくらい。そして誰にも代えがたい、生まれる前から親同士の縁があり、あたりまえのように特別な幼馴染。彼女がいればわたしは他の人間がひとりも必要じゃないと思った時期もあった(主に、思春期に)。

うまくつながっていません、もう。
恋はしませんでした。

万事この調子で読み進めてしまい悶絶必至です!……嫌なひとは読まないでくださいね!
もう年末だからいいかなあと思いながら、好きな箇所をぴっくあっぷしつつ感想を書こうと思います。個人的すぎてなにも伝わらないので感想というのも気が引けるのですが、とにかく総括すると「つらい」です。




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 冷静。冷静になれとわたしに言っているみたいだ、なんてふと目にしたものから時分へのメッセージめいたものを受け取ってしまう、受け取ったような気になる、こういう物欲しげな癖はもうやめにしたい。p.15


ほんとうだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!
「こういう物欲しげな癖」!だと!?こなくそ!


 どうしようもない老後の日々だと思った。 p.19


上のような、愛するひとがいないとき、これを思うことがありますね。とはいえわたしはまだまだ青年なので、さすがに晩年だーと言い出すのは無理です。こわいです。老後なんて……老後を迎えずに死んでしまうほうがいくらかよかったんです、きっと、カタリナは。


 当時わたしたちはとても仲が良かった。だけど卒業したらあっというまに疎遠になってしまった。家だって離れていたから、一緒にいたのは高校の三年間だけだ。どうしてだろう?
 たぶんあの頃、仲が良すぎた。それぞれ別の生活を始めて、変わってゆく姿をみたくなんかなかった。 p.30


ここは半泣き+ぶちゃキレながら読みました。
これリアルすぎていやです。「たぶんあの頃、仲が良すぎた」そうですよね。みたくないんですよ、それにきっとその頃の自分は「手放すことのうつくしさ」といったものに浅い憧れを抱いていました。こんなに仲が良かった、こんなにも大切だった、でも棄ててしまおう!だって青年になるのだから!というふうに。これは思い出すと心臓がかなりドキドキして嫌な汗が流れます。でも、暴かれるんだ。腹立つよね~……。


 そして、骨にはどのような役もできそうにないなと思った。 p.53


ウッ!そうですね。
きっと再会したときにはもう白骨のようなものです。そのときに美化に美化を重ねてぶくぶく肥っていた思い出のなかの彼や彼女も白骨だったと気がつくんです。纏わせていたのはわたしの肉の欠片だけだったんです。そんなものを後生大事にとっておきたいんです。だから突きつけないでほしい。現実に帰りたくない。現実がつらいわけじゃないし、普段彼や彼女のことなんて(もう断絶してしまったので)思わないんですよ。たまたま見つけてしまったSNSをウォッチしたりすることはあるんですけど、そのカタリナの行動、めっちゃわかるんですけど!
でも骨にはどのような役もできそうにない。できそうにないというか、できない。
のちのカタリナが視る夢に出てくるキリエは骨と踊っている。骨とセックスする。これって、でも、ちょっと救いでした。結局キリエ(彼や彼女)も、わたしと同じように骨となったわたしに似たものを求めていたかもしれないと思えたんです。って書いてからこれは自分クソ気持ち悪いなと思っていま泣きそうになったんですけど、思いあっていたと思えた。これは『晩年のままごと』が小説で、わたしはわたしの世界しか見ることができないということを超えているから、小説でよかったなあと思ったところです。個人的なことばかり書いているとこの作品が小説である必要があったのかとか考えるんですけど、そうじゃなかった。よかったーって思った。でも骨ですからね。


 「――僕はもう生きるのがつらい」 p.57


これはただキリエがひたすらかわいいというポイントです。こんなこと言われたらわたしはねえ、落ちるよ。


 『でね、最後、カタリナとドイツ式フライドチキンっていうのを食べて目が覚めたんだけど』
 キリエの夢にわたしが登場していたので、なんとなく訂正しそびれました。 p.81


ここもひたすらかわいい。
けど、「なんとなく」訂正しそびれたカタリナのすがたがわりとつらい。カタリナはしばしば「めんどうだったから」とか言うタイミングを逃して思ったことを言わないのですが、その言い訳がましい前置きと、言わないという事実においてつらい。説明できない。


 「でも全然どきどきしてなくない?」
 「してなくはないよ」 p.91


カタリナがキリエの心臓の不在に気がつくより前に、右か左かという前に、キリエはカタリナの心臓の不在を、ときめきの死を観察しているように感じられた。前頁の「心臓が鳴ってる」は普遍的な意味しかないのではと思った。どきどきしてない。でもその平静さで愛することができる関係が!これ!TURAI!そういうものでしょ?ってちょっと訳知り顔をしたいんですけど、知りません。……いや。


 キリエはおとこではないから、そんなことに何か奇跡みたいなものを求めたりはしないのだろうか? でもそれをかなしく感じてしまうなら、わたしにはキリエを愛する資格みたいなものがないんだろうか? p.92-93


アーッ!
かなしく感じてしまうなら。愛する資格みたいなものが。ないんだろうか!
ここは文章もとても好きで、内容もとても好きで。この直後の骨と踊るキリエ、うらやましく遠い踊れる肉体のキリエが!いやだ!と思いつつ彼女は骨と踊っている。カタリナの脱殻、ふたたび会ってしまったときにキリエが抱いていたであろうまぼろしは、白骨で、幻滅でも、キリエは骨と踊れる。そんなのやだ!かなしい!踊るな!


 「さよならしよう」
 「え?」 p.105


チャーミングな弟は『晩年のままごと』の登場人物のなかでとても好いなあと思ったキャラクタでした。夫も同様。それっておとこだからだろうか。わからない。少なくともカタリナについては、そうだったのかなあ。かわいいよね、弟。りなちゃんて。


後半はもう付箋をつけなかった。
死んだーーーーーーーってなって死んだ目で読みました。死んだ……。
ひよこ饅頭なんて!あほか!と思いながら。とてもつらかったー。無理。どんなキリエもみつけたくない。このラストが彼岸だとしたって、こんなぬるい花火大会に参加してたまるかというふつふつとした怒りさえ感じる。でもそれが『晩年のままごと』で、老後の日々を送る30歳のカタリナのかなしみと老いなのだろうか。ひゃーん。しあわせに死ぬなんてゆるしがたい。こんな死に方をするなんてあなたが小説の中のひとだからだ!死んだことないからわかんないよ、わたしには!
こんなの書いたら、わたしだったら死んじゃうな。

カタリナの空想であり、キリエの空想であり。
芝居のなかで生きるカタリナの夫は、この物語を包括して概観するからきっと体験し得ないでしょうね、一生、このつらさ!と思った。(これもひどく身勝手なので、夫がつらい思いをしていたらどうしようと思う)。でも夫は、カタリナのキリエにはならない。結んでしまったから。そう言う意味で、交わってしまったキリエとカタリナは変わらないまま変わってしまう。弟はどうだろう。りなちゃんとの決別の軽やかさ、すぐに戻ってくることができたとして、なにかは決定的に変わる。それを表面化させない気安い弟の魅力はいまこうしてうだうだしている人間にはうらやましい。
白骨が突然玄関先にいたらとても嫌だ。そんなふうに突き付けられたくない。……と思いながら、自ら『晩年のままごと』を手に取ったはずなのに、さも突然玄関先にぽいしてあったみたいに嘆いてしまった。カタリナとキリエなんて。どうして一緒にいられないんだろう!わかっていながらこの想いが尽きない。そんなの無理ですよね。でもお話だから、花火、できるんだなあ。いいなあ。ムカつくねえ。
あんまり尊いひとなんていないほうがいい、とは口が裂けてもいえない。そのときに抱いたたくさんの思いはとても小説に書けることではないから、こうしてブログでゲロゲロと吐き出している。作品にしてしまったら損なってしまうようでかなしい、そんな感傷が自らの若さなのか、それとも気質なのかはわからないけれど。一番好きなものは最後に食べるタイプです。でも、腐れるほどほっておきはしないよ。
実際なにもかもスパッと断ち切るなんて無理で、カタリナが娼婦のキリエを見つけたみたいに、わたしは見つけてしまう。新年になると、なんとなくあけましておめでとうをしようか迷うし、年賀状が来なくなった年は切なかった!年賀状の習慣は、以来廃止しました。




ところで先日の忘年会では、そにっくなーすさんと感情がのっぺりする話をしました。あるものはあるままに受け取るわたしの諦めが感受性の鈍さに繋がっているようで嫌だ、かといって激しさのまま生活したらとてつもなく苦しいだろうしいらない、といったような。
輝きてえ。あほかって思うじゃないですか。でも輝きたいです。
おもしろい会話をしたい。どんなに趣味が違っていてもなぜか相手の考えが手に取るようにわかってしまうときの快感って何事にも代えがたい。ツーカーで話して、脳みそを抱きしめるみたいな関係って、たしかにあったんですよ。そんなひとと出会えたことが奇跡的なんで、手放してもきっと別の人があらわれるかも(王子様のことじゃないですよ、これは。運命の対の話でもないんです、もう断絶を経ているので)と思うじゃないですか。いないですよね。なんか。はじめの一歩をわたしが踏みだせていないだけなのか、それとも過去がうつくしすぎたのかはわからないです。青年だなんてばかばかしいのですが、大人になりつつあるのでなんだか。嫌です。

とある日、日光のやっすいホテルで布団を並べて、幼馴染と決別しました。いまでも付き合いはありますが、突然互いの家を訪ねたり、電話したりはしなくなりました。
「わたしたちなんか違くなったよね」
とわたしが言ったら、幼馴染は、
「というより、あんたが違うって思ってることがわかる」
と言いました。
このときめちゃくちゃ感動して、かなしくて、もう無理だって思ったんです。同時に違うって思ったのがわたしからだったことがやるせなくて、思ったくせにどうしてこのままでいられないんだろうとゼツボウでした。つまり高校の卒業旅行だったんですけど、もとから同じ高校に通っていたわけでもないのに、大学が離ればなれになったっていままでの距離を物理的に維持することは可能だったのに、もう無理です。こんなこと書いてると万一目についたらひとをコンテンツにするなと怒られそうではありますが、なんかもう『晩年のままごと』を読んだら書きたくなったのでしようがない。
ほんとうは彼や彼女のことも書きたいのですが、それはもう幼馴染ほど決定的でもなければ土台のようなものがあるわけではないので、やめます。嫌われたらヤダ……(保身するだけ、いまでもわたしのなかの彼らは愛すべき存在で、それを書きながら思い知らされるのでつらいです)。

この散々言っている「つらい」もたぶん愚痴めいていたり、生活で良く発生する「つらい」とはちょっと違って、なんというか、説明できない!わたしが経験してきた代えがたい人間関係に強く紐づいている「つらい」なんです。こんな人間関係を経ているひとはみんな『晩年のままごと』を読んでほしいし、つらくなればいいのにって思います。いま、特別に尊い大切なひとがいるひとも『晩年のままごと』を読んでこわくなってほしいですね。

いいとか、おもしろいとか、ぜんぜんそういうんじゃなかった。でもおかさんありがとうってすごく思った。このブログ、あまりにも私的なので、年が明けたり恥ずかしくなったら消しちゃうかもしれないけど、それは『晩年のままごと』のせいじゃありませんので、あしからず……。こんなセンチメンタルに巻き込んでしまってすみませんという気持ちでいっぱいになりつつも、半泣きですでに許して状態なので、もうだめ!です!メリークリスマス!

みなさんは良いお年を迎えてください……。
わたしは記憶力が弱いので一年の総括ができるかわかりません……。



落山羊