2016年5月5日木曜日

久しぶりにスープを作った話


先程家に帰ってきて、「あー」って思いながら床にぺったり座って、もっかい「あー」って言って飲むヨーグルトひと息に飲んだ。そのあとGET27を飲むヨーグルトで割ってこれもひと息に飲んで、「あー」って言った。
母方の実家がばたばたしているおかげで、近ごろ静岡と埼玉を行ったり来たりしているのだけれど、まあ自分にできるのはせいぜいがお手伝いとかお使いとかそういう次元のお話だけで、移動以外さしたることもしていない。そういう認識でいて、「まあわたしはたいへんじゃない」って思っていたら、ストレスみたいなものがぐわっと襲ってきて、肩とか頸とかがすごく凝ってる。
実家暮らしのお決まりの怠惰が突然殴りかかってきたせいで、もろもろに変調をきたす。
殴り返すには「家事スキル」とか、「なんか図太い精神」とかが必要だけれど、いま手にあるカードは中途半端なみどりいろのGET27だけで、これ大事だからがしゃーんしてこの中途半端な量を失うわけにいかないんですよね。
冷たいお弁当って、カップラーメンの百倍「たべもの」の顔をしてない。
半分も食べれなくって自信喪失した。
百年ぶりにキッチンに立って、玉ねぎ切ったりして、スープつくって飲んだらおいしかった。
料理って特殊技能なのに、なんか独学推奨っぽくて、できないとなんか微妙なリアクションをされるジャンルで、もちろんわたしは料理がいまいちできないわけだけど、「嫌い」って思ってしまう。それにしたって、冷たいお弁当のあのたべものっぽくなさ、「食べろ」という強制力のマイナスっぷりは、むしろ遠まわしに死ねと言っているんじゃないだろうかと思わせるものがあるような気がした。
ぬくぬくしているから、母親の手料理をありがたくもあたりまえに毎日食しているから、こそ思うけれど、手料理の「食べなさい」という力の強さは、ほかの食品の追随を許さないものがある。それが苦しいときがないわけではないけれど、その強迫によって生かされていると、突然放り出された時の所在なさ、心細さがもうびっくりするくらいで、これについてもなんだか「あー」ってなってしまう。
料理するひとはすごい。
残したら悪いなとか、そういうあらゆる愛情と遠慮と諦めをもろもろと含めて、(おいしいももちろんあるけれど)、手料理ってやっぱりただの具材とは思えない。わたしはひとりでいるとインスタント食品でずるずるずるずる生活しちゃうし、アイスクリームを一日に二個以上食べもしちゃうけど。今日も、コットンキャンディ味のアイスクリームを買ったよ。
自分で作ったスープもやっぱりそれなりに「食べなさい」という顔をしていたので、食べました。(と書かせるものがあるということ)。
それでも冷たいお弁当と相対した時ちょっと泣きそうになったから、(なんかもうやめてよって思った)、よかったな。自分に「こうしなさい」を課して生活を無理くり進めないといけないときもあって、連休が休みじゃないときとかはそうだし、いまの我が家の緊急事態宣言下でもそうで、このまえ洗濯機を回すのに失敗したわたしは、そういう強迫で営んでいる。
あんまりセンチメンタルなつもりはなくて、むしろドライな感情で、「ユウツだー」っていう自分の思考のどん詰まりがこういうブログを書かせている。そういったって、いつだってわりとムラっけがあるわけだし、ユウツが一体なにになるだろう。落ち込むときわたしは「わたし落ち込んでる」って思うし、いまも「わたしユウツだ」って思ってる。そういう姿勢でいるときの微妙な滑稽さを理解できて笑えるので、元気です。
旅行したいなー。最近ちっとも、出かけていないので。

落山羊

2016年5月2日月曜日

第二十二回文学フリマ東京参加報告

こんにちは、ヲンブルペコネです。
昨日は第二十二回文学フリマでたのしい時間を過ごしてきました。まず、ブースを訪ねてきてくださったすべてのひとにありがとうございます。そしてテキレボでの少女小説ラリー棚に忘れてきてしまった見本誌を届けてくださった副主催様、ほんとうに申し訳ありませんでした。ありがとうございました。以後気をつけます。

さて、拙【ヲンブルペコネ】も文学フリマははや四回目の参加となりました。頒布数、前回が何冊だったかちょっとうっかり忘れてしまったのですが、毎回参加するごとに頒布数が増えている気がしまして、うれしいかぎりです。完売こそ出なかったものの、既刊はのこり一冊とか、二冊とか、数えるのに両手がいらない数になりました。各種作品の再版等は悩みどころですが、とりあえず『ラプラスの新悲劇』は増刷しようかなと考えております。
今回は前日に飲み会があり、帰宅し、無料配布を印刷しはじめるという毎度毎度のまぬけな進行でした。当日朝目覚めて胃が猛烈に痛くて苦しんだんですが、開催中は胃痛も止み、帰宅後ぶり返しました。つまり元気に文フリを過ごしたということですね。都合のいいからだでよかったです。いま胃が痛いです。

とくに完全新刊を持って行ったわけではなく、三月のテキストレボリューションズで新刊として発行した『鰐と運命的滅亡のメルルカ・アンポルカ』と合同誌『落ちる羊、遠くのヒツジ』を文フリ初頒布の新刊扱いで持ち込みました。テキレボで買ってくださったかたをいつもの文フリから引きますと、やはり今回の頒布は順調だったということになります。うれしいですね。
わたくしも参加させていただいた『散歩と遺体アンソロジー』書籍版も好調だったようで、それもうれしかったです。俗物なのでね……。
新刊もなかったし、個人的にはとってもまったり過ごした文フリでした。
第一展示場ということでワンフロア開催だったわけですが、いつもと違うなと感じたのは後半のスローペースさでしょうか。膚の感覚ではなんとなく後半のほうが賑わうかなと思ったのですが、第二展示場の場合一階にあたるジャンルのほうがひとが少なかったように感じました。というか全体的に前半のほうが盛り上がっていたのかも。
壁のスペースはうしろを気にしなくてよかったので、それもまったりの一因ですね。ターリー屋さんのナンバーガーを食べ、クルミドコーヒーさんの水出しコーヒーを飲み、ウトウトし、頂戴した差し入れを食べたり買った本を読んだり。春だなあって感じの。時間が長く感じたのもそのせいでしょうね。

ブースのレイアウトとしましては、ほんとのほんとにぬかったのが「ブース名とブース番号」をブースに掲示しなかったことです。これ重要だなあしまったなあと帰宅後悶々としてしまいました。ちゃんと【ヲンブルペコネ】ってかかないと、一般来場のかたにも絶対わかりにくいよなあと。そういうところを気をつけないと、だめですね……。レイアウトもいつも通り、なんのひねりもないかんじで。縦に伸ばしたいとかずっと言いながら、やらないやつ!! 
ヲンブルペコネはほんとレイアウトに甘えが多くて、周りをみてああ~ってよくなってます。ポップももう少しがんばらなきゃなあとか。値札しかつけてないの、やっぱり殺風景ですよね。というか「何描いてるんですか」と聞かれて「えっと……」ってなるくらいならほんとポップくらいちゃんと用意しとけよと自分に言いたい。工夫が必要です。
いい作品をつくり続けるとか、宣伝をきちんとするとか、レイアウトを親切にするとか、そういう要素すべてをたいせつにしていかないと、マンネリ化から抜け出せない。はじめていらしたかたの目を惹けない。知り合いに配って終わりならわざわざ文フリに出なくてもいいじゃんと思うので、なおさら自分をしっかり持たねばと四回目のヲンブルペコネの甘えた態度にぴしゃり一発くれてやるということで……。
悩むのは、テキレボに出ると机の大きさがずいぶん違うことでしょうか……。

そういえば無料配布『シベリヤ迷宮殺人譜』は配りきりました。水色の紙にするだけでなんかちょっと楽しくなったので、これからは積極的に無料配布に色紙を使っていきたいです。

お買い物としましては、今回は何だか「読みたい!」という本を厳選して買えた気がします。ハム壁さんとか、呼吸書房さんとか、じごめそとか、きになるところにちゃんと行けたかなと。どの本も読むのが楽しみです。打ち上げで三回くらいマゾヒスティックリリィワークスさんがすきって言ってました。新刊の『Rafflesia Arnoldii』と赤木杏さん『プリンセスシンドロームへようこそ!』は会場で呼んでしまいました。おかげで時間中けっこうずっと手についてかんがえてしまいました。どれもよかった。明晰な文章、漫画、ことばにならない域を拾い上げる鋭さに憧れてしまいます。マゾリリさん、羊網膜傾式会社さん、酔っ払いバタフライさんが並んでいて壮観でしたね。

まだテキレボ戦利品もたくさんあるので、のんびりマイペースで読書していければいいな。


こんなものでしょうか。なんかほんとうにわたくしのこころもちがのんびりしていたせいで、特にこれといって報告するようなことはありませんね。あっでもTwitterで「文フリの前にネップリ出します」とか嘘こいたことをお詫び申し上げます。懲りないのでまたネップリ出そうと思います。その際はよろしくお願いします。
今後の予定ですが、とりあえずは十月のテキレボ、十一月の文フリという平常運転でいくと思います。しかしですね、テキレボでも文フリでも新刊を出す予定です!乞うご期待! さらに言うとテキレボ初稿は上がっておりまして、これから諸々動き出します。テキレボではファンタジー、文フリでは純文学ブース、でどちらも恋愛小説の予定です。大丈夫かな?不安ですね。
その前に、寄稿の『季刊ヘキ』夏号が発行されることかと思います。絶賛原稿中です。こちらとても素敵な雑誌ですので、どうぞチェックをお願いいたします。Twitterのほうでは随時リツイートで間接的にお知らせできたらなと思います。
また、なにか原稿のお誘い等々ございましたらお気軽にお声がけください~。進捗がわりといいので、夏とか余裕が生まれる予感がします。

それでは、第二十二回文学フリマ、あらためましてお疲れさまでございました。
運営スタッフのかた、あの空間すべてのかた、そして打ち上げの崩れる本棚周辺のひとびと、たいへんたのしい時間をありがとうございました。不肖の羊ではございますが、またどうぞよろしくお願いいたします。




落山羊・跳世ひつじ